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【シェアコラム】なぜシェアハウスは敷金でなくクリーニング費という名目なのか?

シェアハウスは敷金や礼金がなく、初期費用がほとんど必要でないため非常に人気があります。

 

しかし、それではなぜシェアハウスは他の一般的な賃貸とは異なり敷金や礼金がないのでしょうか。また、なぜクリーニング費が必要になるのでしょうか。

 

シェアハウスの利用者とは


シェアハウスには敷金礼金がないことでよく知られていますが、その理由を考えるためにはまず前提としてシェアハウスの利用者を知る必要があります。

 

シェアハウスの利用者は、一概には言えないのですが、その多くが節約志向の強い若者や滞在費を抑えたい留学生です。

 

つまり、より簡潔に言えば、お金をあまり持っていない人ということになります。

 

シェアハウスが人気である理由の一つに費用が安いからというものがありますが、このことからもシェアハウスの利用者は出来る限り出費を抑えたいことが分かります。

 

管理会社は利用者ニーズに合わせる必要がある


シェアハウスにも色々な目的があるはずですが、前提として経営が成り立たなければその目的を果たすことも出来ません。

 

つまりシェアハウスの管会社は利用者を集める必要があります。

 

そしてその利用者の多くが出費を抑えたいと考えているのですから、管理会社はそのニーズに応えなければなりません。

 

その結果が敷金礼金なしです。シェアハウスを利用したい人はお金をあまり持っていないのですから、入居の段階でまとまったお金を請求すると他の物件に移ってしまう可能性があります。

 

それを避けるために敷金礼金を無くして、入居のハードルを低くしているのです。


敷金・礼金無しで経営が成り立つのか、という疑問が起こりますが、ここでクリーニング費という発想が生まれます。

 

クリーニング費は退去する時の部屋の修繕などを目的として徴収されるお金です。

 

数年間、人が住んでいれば、どんなにきれいに住んでいても部屋はある程度汚れます。

 

そこで賃貸借人が替わる場合、部屋をクリーニングして次の人に貸し出す必要があるのです。

 

敷金や礼金をとっていない場合で家賃でその上乗せをしない場合は、クリーニング費用をとることになるのです。

 

では、なぜ退去時ではなくて入居時に必要となるのでしょうか。

 

それは転居される場合、移転先の入居費用を計算して用意するのは仕方がないと考えても、退去する部屋の費用を臨時で出したくないと思う気持ちが強いからなんです。

 

そういった意味でも利用者側としても最初に請求してもらっておいた方がすっきりするわけです。

 

それでもシェアハウスは安い


敷金・礼金がなくてもクリーニング費を支払うのであれば何となく損をしているような気もします。

 

それでは利用者にはメリットがないのでしょうか。

 

そんなことはありません。

 

自分が入居する際にも、きちんとクリーニングされた清潔な部屋に入ることができます。

 

またそれを抜きにしてもシェアハウスは費用が安く、安い割には設備が充実している、建物がしっかりしているので、暮らしにコスパを考える人にとってはなくてはならない存在だと言えるでしょう。

 

シェアハウスに何を求めるかは利用者によって異なりますが、それでもシェアハウスは社会において大切な役割を担っているはずです。

神崎 一

神崎 一

前職はWEBデザイナー。 現在はノマドワーカーとしてシェアハウスを渡り歩く。 様々な入居者と接点を持ち独自のシェアハウス感を ブログ更新やイベントをオーガナイズする。 ■現在お住まいの地域 浅草 ■出身地 九州 ■趣味 BBQ ■好き嫌い 好き:BOOK OFF巡り 嫌い:ピーマン ■年齢 33歳